ヨユメからの伝言(でんごん)    2004年3月05日

 

(いつもの瞑想(めいそう)に入る前にV-さんのガイドによるGOLDEN MEDITATIONをした。)

 

皆様(みなさま)、ごきげんよう。

 

こうして皆様、どなたかの指導(しどう)()けて瞑想(めいそう)をなさるときはよろしいが、お一人(ひとり)のとき、(まえ)にも(もう)しましたようにまず瞑想をする事、そして一人一人、自分(じぶん)の瞑想の仕方(しかた)でやってみることだと申しました。 (おぼ)えていらっしゃいますか?

皆さん: はい。

ヨユメ: それで今日(きょう)は一つ、瞑想について皆さんがお一人でする時の注意(ちゅうい)をさせていただきます。

(なに)かを()るため、何かを経験(けいけん)するために瞑想をなさってはいけません。 瞑想は(こころ)(おも)いを(いの)りにかえ、宇宙(うちゅう)エネルギー、宇宙意識(うちゅういしき)一体(いったい)になり、(ひかり)(あい)(おも)いを人に、(もの)に、地球(ちきゅう)に、宇宙(うちゅう)(おく)(とど)ける。 自分を媒体(ばいたい)として宇宙エネルギーを()け、それを循環(じゅんかん)して(かえ)す。 (すべ)ては循環です。 

それを(瞑想)するだけで自分に健康(けんこう)が、(しあわ)せが(もど)ってくるような(いの)りは一切(いっさい)いりません。  というのは宇宙の法則(ほうそく)なのですよ、ただ(あた)えるのみ、愛、光を、そして与えたものは(かなら)(かえ)って(まい)ります。 「これがあればなぁ」、「これが私には()い」と思っていらっしゃる(あいだ)は何も戻って参りません。 

瞑想はそういう()(かた)(まな)ぶためのものでもあります。 瞑想で学んだことを毎日(まいにち)生活(せいかつ)役立(やくだ)てないで、ただ瞑想をしていい気持(きも)ちになって何になりましょう。 瞑想をとおして学んだことで社会(しゃかい)貢献(こうけん)できる。 ただ光を見た、いい気持ちになったでは何になりましょう。 お昼寝(ひるね)していい気持ちになったことと(おな)じことです。  

 

さて、今日は前にも申しましたように皆様一人一人に(ちが)った質問(しつもん)をして(こた)えていただきます。 練習(れんしゅう)と思ってやってみてください。 皆様、日常(にちじょう)決断(けつだん)(くだ)さなくてはならないときがありますからね。

パケサー、(Vさんに)通詞(つうじ)をしてさしあげてください。

 

大切(たいせつ)なのは、皆さんの意識(いしき)のうち10%が皆さんが(かんが)えていることであとの90%は無意識だということです。 

そして私は「理屈(りくつ)で考えないで」、 「間違(まちが)っている、(ただ)しいは関係ない」、 「(たましい)の答えが欲しい」と申しました。 その(ため)答えが(だれ)かの答えに影響(えいきょう)(あた)えないため一人一人(ちが)った質問をさせていただきます。 

さて、どなたからいたしましょうか?

 

トコロ: 私からお(ねが)いします。

ヨユメ: では、あなたは(しあわ)せな結婚生活(けっこんせいかつ)(おく)っています。 結婚して5年目(ねんめ)にしてやっと妊娠(にんしん)しました。 そしてお医者(いしゃ)に行き診察(しんさつ)()け、今よく皆さんがされる染色体(せんしょくたい)等を調(しら)()まれてくる赤ちゃんについて検査(けんさ)してもらいました。 その結果(けっか)、あなたのお(なか)にいる赤ちゃんには異常(いじょう)がある事を(つた)えられました。 さて、あなたはどうしますか?

トコロ: ()みます。 理由(りゆう)も言っていいのですか?

ヨユメ: もし、今言えるのならどうぞ。

トコロ: そのような赤ちゃんが(さず)かったのにはわけがあるから。 

ヨユメ: なるほど。 今、トコロのように考えずにすぐ答えを言ってくださいね。 咄嗟(とっさ)の答えを(おっしゃ)ってください。

もし答えがわからない場合「私はそういうふうにしたい」と仰ってくださっても結構(けっこう)です。

 

ヨユメ: では、パケサー。 あなたは人影(ひとかげ)の無い海岸(かいがん)散歩(さんぽ)していました。 そして波打(なみう)(ぎわ)財布(さいふ)()ちているのに気がつきました。 (ひろ)()げて(なか)をみてみると200ドルも(はい)っていました。

パケサー: 大金(たいきん)ですね。

ヨユメ: 中を見ると(だれ)のかわからない。 その財布をあなたはどうしますか?

パケサー: POLICEに(とど)けます。

 

ヨユメ: はい。 

では、アトシエ。 あなたとあなたの家族(かぞく)はおいしい食事(しょくじ)をして料理屋(りょうりや)さんを出てきました。 すると(まず)しい人があなたに近寄(ちかよ)ってきて物乞(ものご)いをしています。 あなたはどうしますか?

アトシエ: お(かね)を上げます。 「このお金で()きなように使(つか)ってください」と言って。

 

ヨユメ: パケサー、 その方(Vさん)に通詞(つうじ)をしてさし上げてください。

あなたはにはご兄弟(きょうだい)がいます。 そしてあなたは(おとうと)です。 あなたの病気(びょうき)のお(かあ)さんはお兄さん夫妻(ふさい)()んでおられます。 その病気のお母さんは兄嫁(あによめ)から(つめ)たく(あつか)われてとても(みじ)めです。 それを見ているあなたはとてもつらい思いをしています。 あなたはそのお母さんを()()って面倒(めんどう)をみたいところですが、独身(どくしん)なので中々できません。 そんなあなたのことを()きな女性(じょせい)がいますが、あなたは結婚(けっこん)するほど好きではありません。 その女性はあなたのお母さんの面倒を見ることができます。

Vさん: I don’t want to marry to someone to look after my mother。

 

ヨユメ: はい。 

では、ツツカノーラ。 あなたのお父様は10年前家族(ねんまえかぞく)()てて(いえ)()()きました。 あなたはある日、街中(まちなか)でそのお父様の(みじ)めな姿(すがた)を見ました。 あなたはどうしますか?

ツツカノーラ: 出来(でき)たら(たす)けたい。 理由(りゆう)()きたい、どうして10年前出て行ったのかと。

ヨユメ: あなたはお父様に(こえ)をかけるのですね。

ツツカノーラ: はい。 出来ることなら助けたい。

 

ヨユメ: わかりました。 では、あなた(Eさん)への質問です。

あなたは大学生(だいがくせい)でお母様(かあさま)()んでいます。 お父様(とうさま)単身赴任(たんしんふにん)(とお)いところに住んで3年になります。 あと2年は(もど)っていらっしゃいません。 ある日、あなたはあなたのお母様が不倫(ふりん)をしているところを目撃(もくげき)しました。 あなたはどうしますか?

Eさん: 自分(じぶん)(はは)(うら)みます。 父親が(とお)(はな)れたところにいるからそうなったと思ってかわいそうに思いますが。

ヨユメ: あなたの気持(きも)ちはわかりました。 それであなたはどうしますか?

Eさん: (ちち)には(はな)せません。 でも(はは)には()()めると思います。

ヨユメ: なるほど。

ヨユメ: パファ、ではあなたに。 あなたの長年(ながねん)友人(ゆうじん)失業中(しつぎょうちゅう)でした。 あるとき(しょく)()て、(よろこ)んであなたのところに(つた)えに来ました。 そして通勤(つうきん)のため(くるま)()うので保証人(ほしょうにん)になってくれとあなたに(たの)みました。 あなたはどうしますか?

パファ: 多分(たぶん)、なると思う。

ヨユメ: 「多分」とか「おそらく」はなるべくやめましょう。 それは(まよ)いがあるのです。

パファ: はい、あります。

ヨユメ: 正直(しょうじき)ですね。 

パファ: どういう友人(ゆうじん)かにもよります。

ヨユメ: 長年の友人と申しましたが。

 

ヨユメ: アソウ、あなたにはどういう質問をしましょうか?

では、あなたは一人で今、まさにご臨終(りんじゅう)のお父様に()()っています。 お父様があなたの手を取って言うことをあなたは聞こうとしています。 お父様は「()まなかった。 お(まえ)には腹違(はらちが)いの兄弟(きょうだい)(姉妹)がいる。 ××にいる○○という(もの)だ。 このことをお母さんは()らない。」 と()(のこ)して()くなりました。 あなたはどうしますか?

アソウ: (よろこ)んで(さが)しに行きます。 そして母にはこのことを言います。

ヨユメ: わかりました。

 

今日は皆様夫々(それぞれ)がさっとお答えを出してくださいました。 こういう形で行きたいと思います。 一人一人に質問を変えてお答えを頂くと皆様ご自身(じしん)意見(いけん)()(まい)ります。 その答えがその人にとって一番良(いちばんよ)い答えなのです。 だからと言って(すべ)ての(かた)にとって良い答えというわけではありません。 物事(ものごと)色々(いろいろ)角度(かくど)で見ますといろいろに見えてきます。 たとえばこのガラスのコップ、(まる)に見えたり長方形(ちょうほうけい)に見えたりと見方(みかた)によって(ちが)ってきます。

時間をおいて(かけて)練習(れんしゅう)いたしましょう。 そして()れてきましたら一人一人が出された答えに「()るほど!」と()()れる。 「その人にとってそれは(ただ)しい事だけど自分はそうはしない。 なぜなら××だから。」とそういう意見も出していただきたいと思います。 (ちが)見方(みかた)もあるのだということを皆さんで話し合っていただきたいと思います。

皆様、真理(しんり)勉強(べんきょう)されて、これからは真理を知って(はぐく)んでいても何もなりません。それを日常生活(にちじょうせいかつ)使(つか)わなければ。 そして色々な(かんが)えを受け入れるがこういう角度(かくど)から見るとこうも考えられるのではと言えるようになっていただきたい。 

次回(じかい)もこうしていきたいと思います。

 

パファ: Eさん、Eさんの答えはお母さんには言うが、お父さんには言わないということですか?

Eさん: あの時はそう言いましたがよく考えてみると(ちが)ってくるのですが。

ヨユメ: 「お父さんと(わか)れて3年、そしてあと2年もある」と、あとで理屈(りくつ)をつけて考えると答えが()わくるようではいけません。 ようく考えて出した答えは(ただ)しくないことが(おお)いのです。 考えても見てください、皆様の(のう)が出せる答えは10%、無意識(むいしき)が90%を(つかさど)るのです。

考えたりしない無意識の世界(せかい)(つう)じるために瞑想をする。 無意識の世界に(はや)く通じ、必要(ひつよう)なときに答えが()()せようにする。 だからと言って何も考えないでしなさいと言っているわけではないのですよ。

 

 

それでは皆様、ごきげんよう。