霊子線
われわれ人間は、赤ちゃんとして生まれてくる前には、胎内にいて、へその緒でつながっていることは、誰でも知っています。そして生まれるときにへその緒が切れるわけですが、彼の次元から見ると、これと同じことが、逆の現象として現れるといいます。 われわれが、この物質世界に生まれると同時にへその緒が切れると、目には見えないですが、「霊子線」というものが、霊界(潜在意識の宇宙)とつながって、われわれに生命エネルギー(宇宙エネルギー)を送りつづけることになります。別章で説明されているように、霊的真理に則った行動(世のため、人のためになると信じて為す愛の行動)を重ねて、波動を高めれば高めるほど、この「霊子線」は太くなり、より大きな生命エネルギーを得やすくなるようです。 そして、人間が死んだときにこの霊子線は切れて、(ちょうど物質世界ではへその緒が切れるように)彼の次元から見れば、潜在意識の宇宙に生還するということになるそうです。 波動が高い人のことを別な言い方をすれば「霊格が高い」とも言う。(厳密には波動は常に変動しているので、波動が高いときが多い、と言うべきか。) しかし、霊格が高いということは、必ずしも物質世界での裕福であることや、知名度が高いこと、地位が高いこととは関係しません。もちろん、それらが霊格の高さと一致している人もいますが、本当に霊格の高い人というのは、たとえ自分が貧しい状態にあっても、困っている人に施しをしたり、たとえ自分が困難な状況に遭わされても、許してその人の平安を願う人のことを指すのです。 …