判断の基準

何かを選択しなければならないとき、どちらにしようか迷うことは少なからず起こるものです。そのようなとき、今までの経験や知識から分析し、自分で判断しようという頭脳明晰な方もいれば、誰か専門家に相談して決める方もいるでしょう。

いずれにしても、選択をするときに何かよい判断基準となるものはないでしょうか?

メッセージでは次のように教えています。

「何か迷いがあって判断するときには、それを行うことによって誰が傷つくか、それを行うことによって誰が喜ぶか、愛というものを基準に考えれば自然に答えが出てくるのです。」

つまり、その選択が自分と自分の周囲の人に役立つ、または喜びと幸福をもたらしてくれるものであればYES、自分だけよくて周囲の人が傷つく、もしくは他人にとって好ましくないものであるならNOということになります。

この愛を基準に選択していれば、後で思い返してみても間違いはないことに気づきます。しかし、愛を基準とした選択をすることは、厳しいと思われる方の道を選択することが多いのです。そして、ときには(物質世界で言う)犠牲を伴うこともあるのです。

たとえ、自分の身や持っているものを犠牲にしても、他人のために貢献するというのが、本当の愛の選択なのだといいます。

しかし、それを犠牲と思っているうちは、本当に愛が深まっているとは言えないのです。

例えば、誰もが寒いときに、自分の着ているものを他人に差し上げる。お金がないのに、困っている人たちにお金を施す。自分が要らないと思っているものを寄付するのは、愛ではないのです。ただ単に自分の必要の無い物を処分したいという欲なのです。

何も自分が生活できなくなるほど寄付をしなさいと言われている訳ではありません。

身近な小さなことからでも始めてみましょう。

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