色情因縁

色情とは、色欲、つまり性欲のことです。

「性欲」は、人間の持っている欲望の中でも「食欲」「睡眠欲」と並ぶ、一次元的欲望の一つです。この中で最も抑制が効かないのは睡眠欲です。次に食欲、性欲と続きます。

一次元的欲求というのは、生物が生命を維持していくため、存続していくために必要なものであり、あらゆる生物が備えています。

性欲に関しては、動物には発情期というものがあり、一定の周期で子孫を増やしていくようになっています。しかし周知のとおり、自然の世界には食物連鎖が存在し、そのチェーンが外的な力によって崩されない限り、一定の数を保って、増えすぎたり減りすぎたりしないように工夫されています。

ところが、人間には発情期というものが特に定められてはいのです。

これはなぜでしょうか。

「ご大霊は、まず最初に植物を地球に降ろされ、昆虫のような下等動物、そして動物と順番に降ろされていかれ、これらの動植物をすべて管理する役目を与えられて、一番最後に人間を地球に降ろされたのです。」

と彼の霊は説明しました。

理由は2つあるようです。

一つは、人間は食物連鎖の中にないため、増えすぎて地球の資源や他の生物を枯渇させないように、また減りすぎて絶滅してしまわないように、自分たちでコントロールできるように、発情期がプログラムされていないためといわれます。

もう一つは、霊的向上のため。つまり、性行為を通じて、相手の喜びを身・心・霊のレベルで享受する手助けを行うことであります。

性行為をする時には、相手との間に身・心・霊のそれぞれのレベルでエネルギー交換が起き、それぞれが振動し、活力が湧くようになっています。

これはご大霊によってこうした喜びを享受することが許されているためで、自分の喜びのためだけに性行為を行うことは、「ご大霊の意図(霊的真理)に反する行為」ということになります。

色情因縁とは、すなわち相手の喜びを度外視して、自分の性欲を満たしたいためだけの霊的真理に反する想念ということになります。

肉体だけが目当てで、社会的な婚姻関係を崩してまで性交渉をしたり、まだ幼い子供が性行為に異常な関心を示したり、異常な性行為を好んだりといった今の世の中は、こうした色情因縁に支配された人が増殖していることを表している証拠に他ならないのです。

問題なのは、このような色情因縁を持った方々というのは、高度な教育を受けて一見立派そうに見えたり、社会的に地位があったりと、その本性を見抜くことが極めて難しいという点であります。

それを見抜くためには、後述の「真理の物差し」を自分で身につける以外にないのです。

本人が気づいているかいないかは別として、異常者と言われる人、奇妙な現代病や社会現象は、元をただせば、意外にこの色情因縁が真の原因となっている場合が多いのです。

そして、異常者と言われる人、色情因縁を持った人の波動は悪く、影響力がとても強いそうです。

水は波動の影響を非常に受けやすいのです。

自分はしっかりしているから影響されまい、と思っていても、70%以上水で構成されている人間の細胞は、簡単に波動の影響を受けてしまいます。

皆さんもこのことを頭に入れて、いつも良い想念で身・心・霊を満たしておくことが大切なのです。

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