昔から伝道者などは、結婚して家族を持つことを戒めていました。
これにはどうやら理由があったようです。
自分に肉体を与えてくれた両親や先祖には感謝をしなければならないですが、自分の家族や肉親だけを愛することは、自己愛につながることになります。そして、結婚して子供を持つようになれば、自分や家族以外の他人を愛することが難しくなってしまうのです。
さらに、配偶者や子供を持つことは、家族を扶養するという責任を負うことを意味します。
一生独身で過ごす人、またずっと子供ができない夫婦というのは、霊的真理の道(生まれる前に選んできた使命)を全うする上で、何かの役目がある場合が多いそうです。
つまり、家族や子供がいると、その役目を遂行する上で支障をきたすと思われた場合には、結婚相手や子供を与えられないこともあるそうです。
もしそうであれば、どうすることもできない。あらゆる手をつくしても結婚相手が見つからなかったり、奥さんが不妊症になったりと、この次元(物質世界)では「不幸」と思われていることが起きてきます。
しかし、この次元で不幸と思われる出来事でも、使命ですから仕方がありません。
使命に外れた行き方をしようとすると、彼の次元(精神世界)ではその道を「修正」せざるを得ないというから、なるべく早くそのことに気がついて、使命成就のために尽力するのが得策となります。
物事は考えようです。事実をACCEPT(容認)し、自然界に森羅万象のあるがごとく、自分のNATUREに沿った生き方を選択していけば、他の生命を助け、またそれに支えられて生きていくことができます。
物質世界に存在するもの(永続性のないもの)でしか幸せを享受できなければ解り得ないことですが、「厳しい、しかし確実に幸福になる」道なのです。