自殺をするとどうなるか

唐突に「自殺」と言われて、ギョッとされた方もおられるでしょう。 近年、近代文明の発展とともに、自殺者は年々増加しているようです。 日本では、年間の自殺者数は3万人を超え、交通事故死亡者の4倍近くにもなるというデータが出ています。 しかし、ここではなぜ自殺者が増えているかということは問題ではないのです。 自殺とは霊的な見地からはどういうことか、考えてみます。 …

潜在意識

この世界の法則の一つに、「偶然で起きることは何もない」というのがあります。 これを因果(カルマ)の法則とも呼んでいます。わかりやすく言えば、草木は絶えず成長しますが、ヒマワリの種を植えてアサガオの花が咲くことはないということです。ヒマワリの種を植えればヒマワリの花が咲き、アサガオの種を植えればアサガオの花が咲きます。 それと同様に、悪い種を植えれば、悪い花が咲き、よい種を植えれば、よい花が咲きます。 現在起きているイベントは、すべて過去に考えたこと、行ったことに起因しているのです。 よく「神様にお願いすれば、よいことが起こる」とだけ信じている人がいるが、それは正確でありません。 …

裁定の危険性

人生を歩んで行く上で、大きなことにせよ、小さなことにせよ、各個人には常に選択肢が与えられている。「判断の基準」の章では、その選択が、他人を喜ばせ役に立つものであるかどうか、それとも他人を傷つけるものであるかどうか、を考え、愛を基準に判断することが大切とある。 しかし、ここで云う「裁定」とは、それらの「選択」や「判断」とは意味が異なるものである。ここで云う「裁定」というのは、「決めてかかる」ということだ。 決断力があることはよいことではあるが、物事を初めから決めてかかることはよくない。 「どうせこうなるのではないか」と憂慮が先行して、行動に移さなかったり、「あの人はこういう人だから」とチャンスを与えなかったり、「これはよい、あれはよくない」、「こうすべき、すべきでない」と条件をつけることも「裁定」に含まれる。 人間誰もがこうした裁定を無意識のうちに行っているものだ。 …

謙虚とは

英語で言うとHUMBLENESS。日本では、どちらかと言えば「奥ゆかしい」と同義語視されているのではないでしょうか。 人間誰でも自分のことを良く思ってもらいたいもので、「私が成功させたのよ」、「僕が勉強したから」と、気がつかないうちに「自分が」を連発させている。しかし、この「が」は、「我」に他ならないのです。 自分と他人とを区別した考えを持っていると、パワーを「自分」というちっぽけな一個人の人間に無意識に限定してしまうことになります。 ところが、自分と他人とは元は同じ魂が別の肉体を持った存在であるという認識のある人は、本来の無限の潜在意識のパワーを理解していると言えます。 「謙虚」は、この潜在意識のパワーに対する理解を深める有効な手がかりの一つとなります。 …

勇気とは

国語辞典で「勇気」の意味を引くと、「物事を恐れない気力」と書いてあります。 3次元的(物質世界での)解釈ではそうでしょう。 しかし、この意味では、応用の仕方次第では「無謀」につながることもありえるかもしれません。 本当の勇気とは、悪者と勇ましく戦うことでもなければ、人の間違いを声高に主張することでもありません。 彼の次元の解釈を見てみましょう。 …

思い通りにならない理由

あなたは「人生自分の思い通りになったらどんなに楽だろう」と考えたことはありませんか。 素粒子の法則によって成り立つこの物質世界では、基本的にその秩序から外れた現象は起きないようになっています。彼の次元では、これを「重く低い波動の世界」と表現しています。 彼の次元には、肉体が存在し得ないので、そうした拘束はある程度なくなると考えられます。しかし、物質世界以外の世界にもいろいろな段階があるようで、それぞれの段階にそういった制限があり、学びがあるといいます。 この構造については我々人間の知るところではないが、一つ気が付いたことがあります。 それは、もしこの世界が思い通りになるようにできていたら、例えば「莫大な富を簡単に築き上げる」とか、「月に別荘を持つ」だとか、願いが簡単に実現されるような世界になっていると仮定すると、そこには学びがないのです。 …

色情因縁

色情とは、色欲、つまり性欲のことです。 「性欲」は、人間の持っている欲望の中でも「食欲」「睡眠欲」と並ぶ、一次元的欲望の一つです。この中で最も抑制が効かないのは睡眠欲です。次に食欲、性欲と続きます。 一次元的欲求というのは、生物が生命を維持していくため、存続していくために必要なものであり、あらゆる生物が備えています。 性欲に関しては、動物には発情期というものがあり、一定の周期で子孫を増やしていくようになっています。しかし周知のとおり、自然の世界には食物連鎖が存在し、そのチェーンが外的な力によって崩されない限り、一定の数を保って、増えすぎたり減りすぎたりしないように工夫されています。 ところが、人間には発情期というものが特に定められてはいのです。 …

子宝や結婚相手に恵まれない理由

昔から伝道者などは、結婚して家族を持つことを戒めていました。 これにはどうやら理由があったようです。 自分に肉体を与えてくれた両親や先祖には感謝をしなければならないですが、自分の家族や肉親だけを愛することは、自己愛につながることになります。そして、結婚して子供を持つようになれば、自分や家族以外の他人を愛することが難しくなってしまうのです。 さらに、配偶者や子供を持つことは、家族を扶養するという責任を負うことを意味します。 一生独身で過ごす人、またずっと子供ができない夫婦というのは、霊的真理の道(生まれる前に選んできた使命)を全うする上で、何かの役目がある場合が多いそうです。 …

判断の基準

何かを選択しなければならないとき、どちらにしようか迷うことは少なからず起こるものです。そのようなとき、今までの経験や知識から分析し、自分で判断しようという頭脳明晰な方もいれば、誰か専門家に相談して決める方もいるでしょう。 いずれにしても、選択をするときに何かよい判断基準となるものはないでしょうか? メッセージでは次のように教えています。 「何か迷いがあって判断するときには、それを行うことによって誰が傷つくか、それを行うことによって誰が喜ぶか、愛というものを基準に考えれば自然に答えが出てくるのです。」 つまり、その選択が自分と自分の周囲の人に役立つ、または喜びと幸福をもたらしてくれるものであればYES、自分だけよくて周囲の人が傷つく、もしくは他人にとって好ましくないものであるならNOということになります。 …

実践の準備

意識する・しないは別として、霊格の向上に努め出すと、次のように考える人も出てくるのでしょう。 「何となく自分の使命が何であるかはわかっているつもりだが、それを実行するための資金が今はない」または「自分には○○という病気であるため、とても人様のお役に立てる状態ではない」 それもそうでしょう。健康で、金銭的にも裕福で、家庭も職場も調和のある幸福な生活を送っているなどという理想に近い状態にいる人間が一体何人いるのでしょう。 しかし、厳しい見方ではありますが、これは言い訳、あるいは不平を言っているだけにすぎないのです。 メッセージでは次のように教えています。 …

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